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シチリア!シチリア! [映画]

書きたいことはいろいろとあるのですが、あいかわらずの怠け者、なかなか更新しておりません。
まぁ、読者もそんなにはいないと思いますが、書かなきゃ誰も読んでくれなくなりますね。

はい、というわけで、珍しく連続更新です。

今回は、映画。

大好きなジュゼッペ・トルナトーレ監督の新作が、目立ったプロモーションもされないまま公開されておりましたので、慌ててシネスイッチ銀座で観て参りました。

「シチリア!シチリア!」

シチリア!シチリア!.jpg

この映画は、トルナトーレ監督の故郷・シチリアを舞台に、一人の少年がたどる人生が描かれています。
しかし、特に何かドラマチックなストーリーがあるわけではなく、こう、淡々と人生が描かれている感じの映画です。
貧しい家庭で教育も思ったように受けることができず、戦争の荒波の中、小さな街で成長し、街の美人と恋におちて強引に結婚し、政治に興味を持って活動にのめりこみ……。
と、人生ってこんなものだよなぁ、これといって大きな望みが叶うわけじゃないけど、それなりに一生懸命生きて、苦しんで、ちょっと良いことがあったりもするけど、なかなか思い通りにいかなくて、でもまぁ幸せってこんなものだよなぁ……、という誰もが感じる想いが、なんとも郷愁漂うシチリアの風景の中、描かれていきます。

今回、トルナトーレ監督は、事故のため死ぬかという目にあい、怪我が治って、あらためて故郷・シチリアを描きたくなったらしいのですが、まさにそんな内容の映画です。
きっと、私たちにはわからない想いやヒントがあちこちに隠れているのでしょう。
たまたま、後ろの座席にイタリア人(だと思う)が座っていましたが、私は何とも思わなかった場面で、大笑いしてましたからね。
なので、「ニュー・シネマ・パラダイス」のような、泣ける映画をちょっと期待して行った私としては、少々狙いが外れた映画ではありました。
明確なストーリーもないし。
でも、トルナトーレ監督らしい視点で、シチリアから人生を描いています。
きっと、ハマる人はたまらなく好きな映画なんだろうな、という感じ。
誤解を恐れずに言えば、私はフランス映画の「わかる人にはわかる。わからない人にはわからなくて結構!」という少々嫌味な感じが嫌いなのですが(「カミーユ・クローデル」を観て決定的にそう思いました)、ちょっとそんな雰囲気があります。
でもね、今回は、その「わかる人にはわかる」部分を感じることが出来なかったのが本当に残念で…。もったいないなぁ。ほんと。
あ、音楽はいつもの名コンビ・モリコーネです。もうかなりのご高齢でしょうが、元気に曲を提供してくれていました。

「ニュー・シネマ・パラダイス」では、年老いた映写技師・アルフレッドは、青年・トトに「ノスタルジーに惑わされるな!」と言って、故郷を出て都会へ行けと諭します。
故郷への想いは幻想で、そんなことは振り切って、思った通り進め、と。
しかし、今回は、もう全編、故郷へのノスタルジーだらけです。
それ以外ないって感じ。
なんか、いろんなことがあって、少しずつ変わっているんでしょうねぇ。

と、トルナトーレ監督の世界は堪能しつつ、ちょっと残念というか、ツボにはまらなくて悔しい映画なのでありました。

是非、ご覧になってみてくださいな。

追伸
エンドロールには「モニカ・ベルッチ」の名前があったのですが、どこの場面の誰だったのか、全く思い当たりません。もし観に行った方、わかったら教えてくださいまし。
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職務経歴書

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 職務経歴書 (2013-10-24 10:02) 

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